おやすみ、大好き。

2025/04/26

家庭のこと

母としての葛藤と孤独な子育て

私は3人の男の子を、わずか4年半の間に授かりました。長男は多動で、ハイパーアクティブ。1歳になる前から自由に歩き回り、何度も車道に飛び出し、そのたびに「ストップ!!!」と叫んで息子の命を守ってきました。
夫は朝早く出勤し、夜遅く帰宅。私はワンオペ育児に追われ、3人目の赤ちゃんが生まれた頃には、自分の食事さえ忘れるほど余裕がなくなりました。
小学校に上がった子どもたちには、宿題をきちんとやらせようと必死になり、不安や焦りから毎日のように叱りつけることもありました。
頭では心理学や本で学んだ接し方を理解しているつもりでも、心が追いつかない。イライラをぶつけてしまい、寝顔を見ながら「ごめんね」と謝る日々でした。

カウンセリングとの出会い

私は〈負のスパイラル〉から抜け出せず、自分を責め続けていました。
そんな時、カウンセラーに自分の気持ちを話す機会がありました。慰めやアドバイスはなく、ただ聴いてもらっただけで涙があふれました。「本当は泣きたかったんだ」と気づいたのです。
その後、定期的にカウンセリングを受けることで、子どもへのイライラが徐々に減り、心に少しずつ余裕が生まれました。
子育てが楽になるポイントは以下の2つだと感じました。
・つらさを客観的な第三者に聴いてもらうこと
・完璧を求めず、自分なりに精一杯やっていることを認めること

愛情を伝える「魔法の言葉」

ママがイライラするのも、口うるさくなるのも、それは子どもへの愛情があるからです。
その愛情に自信を持ち、その気持ちを言葉にすることが大切です。

「おやすみ、大好き。」
面と向かって「大好き」と言うのが恥ずかしいなら、寝る前に「おやすみ」に「大好き」をくっつけてみてください。
この一言は、言う方も言われる方も幸せを感じる〈魔法の言葉〉です。

今日からぜひ、寝る前にお子さんに「おやすみ、大好き。」と言ってみませんか?

心理カウンセラー 米倉けいこ(ひまわり先生)