2021/09/16
職場のこと
目次
心理的孤立とは何か?
あなたが悩んでいる事を誰も知らないし、本人も抱え込んでいる状況の事です。そこに陥ってしまうきっかけは、日々の小さな出来事です。
・あの人と顔を合わせたくない!
・何、その言い方!
・あの人、苦手!
・何で、連絡がないの!
・こんな事くらい我慢しなきゃ! 等
ちょっとした愚痴です。同僚に相談しても、「そんな事で悩んでいるの!」「くよくよするなよ!」と当然、解決はしません。愚痴を聞いた相手も、そんな事な些細な事を、と思っているかもしれません。愚痴に、大小も善し悪しもありません。しかし、本人は、その事に本当に悩んでしまっているのです。しかし、この愚痴がたまっていく事で、結果として、誰にも言えないストレスが蓄積ゆきます。これが心理的孤立です。
本人の仕事の効率低下、ミス増加につながり、最悪、精神疾患まで行ってしまう可能性もあります。組織としても、ムダな残業増加、生産性低下、利益低下にまで影響が及びます。愚痴は、職場の問題点です。よって、スタッフが抱えている愚痴を否定、評価せず、しっかり聴き、受け止あう職場である事が大事です。愚痴だろうと、良い意味で、言いたい事が言える職場は、結果として、改善が進み、生産性高く、コミュニケーションも良い職場へと変わってゆきます。
あなたの職場、言いたい事が言える職場ですか?
心理的孤立に陥っているスタッフはいませんか?
<結果>
・言葉の意味7%、
・言い方(口調、速さ等)38%、
・見た目(表情、態度、服装 等)55%
簡単に言えば、印象(言い方、見た目)の影響が93%と大変大きい事を示しています。この法則から注意すべき事は、受け取り方は、相手によって変わる、という事です。例えば、あなたのちょっとした言い方(あなたには、全く悪気はなくとも)でも、相手は、あなたの見た目で、違和感や不快感を感じてしまう可能性がある、という事です。
例えば、
・冷静な言い方 → 冷たく感じる、
・腕組み → 偉そうに見える
・聴講中の鉛筆回し → ちゃんと聴いてるのか! 等
実は、ハラスメントも印象の影響は大きいです。
例えば、(男性が女性に悪気無く)「今日の服、きれいだね」→ 女性「ありがとうございます。(こころの中で、気持ち悪い)」と相手は、セクハラに感じてしまう可能性もあります。前述した心理的孤立も、何気ない、悪気のない意図でも、あなたのいい方、見た目が、相手の悪い心象(愚痴)を引き起こしているかも知れません。
印象の影響は、あなたが思っている以上に大きい!! 受け止め方は相手によって変わる!!
故に、相手に少しでも配慮した伝え方を心がける必要がありますね。
株式会社メンタルサポート研究所 マーケティングマネージャー 森まなぶ