私たちが目指すもの、それはこころを大切にすることが当たり前の世界です。
健全な社会は、こころの健康の上に成り立っています。すべてのひとが、からだの健康だけでなく、こころの健康にも目を向け
ることが常識となり、セルフケアが日常的になること。周りのひとたちと、お互いのこころを解り合い支え合うことが常識とな
ること。そのような社会は、より多くのひとが心地よく生き、幸せを実現できる土壌になると考えています。
でも現実はまだまだそうではありません。こころの不調に悩んでいるひとがいます。周囲の理解が得られず孤独を抱えているひ
とがいます。そして自分の性格に悩んでいるひとがいて、過酷な環境で一人苦しんでいるひとがいるのです。
だからこそ、私たちは毎日誰かと向き合います。そのひとのこころのどこかに潜む不調の原因、または成長の鍵を見つけ出すた
めに、向き合って話をするのです。私たちの役目は、そのひとたちのこころの状態に気づき、周りのひとのこころの変化に気づ
いて、より健康にすごすための方法を一緒に考えることなのです。自分のことと、他者のことを、認め大切にできる状態への支
援のために。
私たちは、組織にも寄り添います。企業も学校も個人の集まりで成り立っています。そこにはさまざまな理由でこころの不調を
抱えるひとたちがいます。健全で生き生きとした組織を作り維持するためには、そこに集うひとたちのこころの健康が不可欠で
す。また、良いパフォーマンスを発揮するためにも、こころの健康が大切です。そのためのより良い方法を一緒に考え、最善の
提案をし続けているのです。
私たちは、考え続けます。からだの健康だけではなく、こころの健康をあたり前に語り合える社会を。こころのケアがすべての
ひとに常識となる社会を。そして、大切なひとの笑顔が絶えない社会を。
今日よりも明日が、今年よりも来年が良くなる、そんな世の中を目指して。
株式会社メンタルサポート研究所
代表博士(学術) 臨床心理士
倉成 央