励ましの「頑張れ」が重くなるとき
「頑張れ」という言葉は、励ましの気持ちから生まれるものです。けれど、心が疲れているときには、その言葉が重く響いてしまうことがあります。特にうつ状態にある人にとっては、「頑張れ」は自分の苦しさを理解されていないように感じられ、プレッシャーになってしまうことがあります。頑張りたい気持ちはあるのに、心や体がついていかず、自分を責めてしまう悪循環に陥ることも少なくありません。
また、うつ病ではない人でも落ち込んでいるときに「頑張らなくていいよ」と言われると、自分の価値を否定されたように感じることがあります。
だからこそ、相手の状態に寄り添った言葉選びが大切になってくるのです。
力を抜いて前に進める魔法のフレーズ「適当に頑張ろう」
「適当に頑張ろう」という言葉は、無理をさせずにそっと背中を押してくれる優しいフレーズです。
力を入れすぎず、ちょうどいい加減で取り組めばいいんだよ、という安心感を与えてくれます。新人の頃、先輩や上司から「無理しないでね」と声をかけられて、ふっと肩の力が抜けた経験はありませんか。そんな言葉は心に余裕を生み、結果的に集中力やパフォーマンスを高めることにつながります。
仕事や日常で「頑張らなきゃ」と気持ちが張りつめてしまったとき、自分に向かって「適当に頑張ろう」とつぶやくだけで、緊張が和らぐことがあります。同僚や後輩に伝えれば、相手の気持ちが軽くなり、チーム全体の空気が柔らかくなることもあるでしょう。
「適当に頑張ろう」という言葉を上手に使うことで、心と体を守りながら、無理のない頑張り方ができるようになります。
参考文献
心を守る33の見えないクッション うつにならない言葉の使い方/ダイヤモンド社/倉成央著
株式会社メンタルサポート研究所